玉が固くなるも駒不足

上図は、後手四間飛車に対して先手トーチカからの終盤戦。後手が△8五桂と打った局面。ソフトの評価値-142で互角。

先手銀損ですが、2枚飛車で後手玉を睨んでいるので、あまり後手は駒を渡しくない展開ですが、先手玉を攻める以上はどこかで駒を渡すことになりそうです。

後手の△5七角も働いているので、ここが終盤の勝負所となりそうです。

本譜は以下、▲7三桂△5一金寄▲同飛成△同金▲同龍△8二玉▲6八金打で、ソフトの評価値-267で互角。

▲7三桂打で半分決まったかと思ったのですが、△5一金寄がしぶとい手で2枚替えから▲6八金打と固めた展開も、先手はどちらかというと粘りに出ている感じの展開です。

先手玉を固くして後手が迷うようにしたのですが、先手の持ち駒も少ないので長期戦になれば少し苦しそうです。

以下△7七桂不成▲同金直△7五角成で、ソフトの評価値-26で互角。

点数は互角になっていますが、先手角損で後手の馬の力は結構大きいようで、先手勝ちづらい感じがします。

最初に戻って後手の△8五桂に▲6八銀もあったようです。ソフトの評価値-95で互角。

この手は、後手に決めにきて下さいという手でもあり、後手は少し迷いそうです。

△7五角成では▲7三歩△同銀▲6一飛成の筋があるので、△7七歩と打ちます。

△7七歩▲5七銀△7八歩成▲同金でソフトの評価値+9で互角。

後手に歩がたくさんあればおかわりの△7七歩があるのですが、歩切れでは攻める方も大変です。

△7七銀と打っても▲4四角△6二金寄▲7七金△同桂成▲同角で、ソフトの評価値+336で先手有利。

玉が薄くなりそうな▲6八銀は一見指しづらい手ですが、簡単に決まりそうで決まらない場合は、このような手もあるというのが参考になった1局でした。