上図は、横歩取り青野流からの進展で後手が△7四飛に▲同飛△同歩とした局面。ソフトの評価値+101で互角。
この局面は指し手が広いですが、本譜は以下、▲8三飛△7二銀▲8八飛成△7三桂で、ソフトの評価値+124で互角。

この局面は、先手が龍を作ったものの自陣に引いた形で、後手が△7三桂と跳ねていつでも△6五桂を狙っています。
後手の持ち駒に飛車があるので、先手は金と銀をあまり前に進めることができません。
ここで先手は安全にと思って▲2八歩と打ったのですが、ソフトの評価値±0で互角。
▲2八歩は手堅いとはいえ、歩が使える筋に、自分から2段目に受けの歩を打つのは、筋が良くないようです。
戻って、▲8三飛では▲2四歩があったようです。ソフトの評価値-7で互角。

評価値が-になっていますが、微差の範囲で互角だと思います。
▲2四歩はぱっと見狙いが分かりにくいのですが、△7七角成▲同桂△3三桂なら▲2一飛で、ソフトの評価値+491で先手有利。
▲2一飛に△2二銀と受けても▲4一角△4二玉▲3二角成△同玉▲2二飛成△同玉▲2三銀△3一玉▲3二金まで。
この手順はうまく行きすぎですが、▲2四歩が攻めの拠点になっています。
▲2四歩に△2二銀だと、▲3三角成△同桂▲2三角△同銀▲同歩成△同金▲3一飛で、ソフトの評価値+384で先手有利。
▲2四歩に△2七飛だと、▲3八銀△2五飛成▲3三角成△同金▲3七桂△2八龍▲2三歩成△同龍▲4六角△8二歩▲8三歩で、ソフトの評価値+539で先手有利。
手順の▲3三角成に△同桂は▲2一飛。
手順の▲2三歩成に△同金は▲5五角△2七角▲4五桂△3八角成▲2八角△同馬▲2五飛でソフトの評価値+194で互角。
他にも、▲2四歩に△2二歩や△7七角成▲同桂△8六歩などもあり、お互いに大変なようですが、本譜の自陣に龍を作る展開より面白かったようです。
攻め味を作る▲2四歩が参考になった1局でした。