上図は、相矢倉から後手が△7五銀から▲同銀△同角と銀交換した局面。ソフトの評価値-375で後手有利。
後手の攻めの銀が捌けたので、後手が少し有利のようです。
先手は攻めの態勢が全く遅れているので、ここからどのように指せばいいかあまりいい手が浮かびませんでした。
本譜は以下、▲6七金右△4二角▲1五歩△9五歩▲同歩△9七歩で、ソフトの評価値-387で後手有利。

先手は形とばかり▲6七金右としましたが、指す手が浮かばないので仕方なく指した感じです。
その後、1筋の歩を伸ばしましたが、後手から9筋に手を付けました。
先手は角が使えていないので、▲9七同角と取りたいのですが、△同角成▲同香△2七銀で▲同飛は△3六角で、▲6八飛は△4七角で、▲4八飛は△3九角▲6八飛△2八角成で先手悪いです。
この展開は、4筋に空間が開いたのでまずいようです。
よって△9七歩には▲同香としたのですが、△9八銀でやはり先手苦しい展開です。
▲6七金右があまりいい展開になっていません。
▲6七金右では▲6七金左の方が良かったようです。ソフトの評価値-355で後手有利。

元々後手有利の将棋なので、▲6七金左として先手有利ということはありませんが、先手は駒のバランスを良くして粘りに出た手です。
ここで後手が△9五歩なら、▲同歩△9七歩▲同角△同角成▲同香△4九角▲3九歩で、ソフトの評価値-331で後手有利。
▲3九歩は後手から△2七銀▲4八飛△3八角成を防いだ手で、それでも後手有利ですが、後手は歩切れなので攻め急がされていると心理的に働けば、先手も気持ち的に指せる将棋です。
守りの駒が偏らない▲6七金左が参考になった1局でした。