重たくても駒得を狙う

上図は、角換り腰掛銀からの進展で、先手の▲3四馬に後手が△5四銀が△4三銀と引いた局面。ソフトの評価値+852で先手優勢。

先手は馬が出来て桂馬も5段目まで進んで活用できて、飛車も直通で玉が固いのでいいとは思っていましたが、ここから数手でおかしくなりました。

本譜は以下、▲3五歩△2六歩▲同飛△2五歩▲2八飛△8六歩▲同歩△8八歩で、ソフトの評価値+338で先手有利。

本譜は、▲3五歩と攻めに力をためたつもりでしたが、手順に歩を連打されて飛車の直通が抑えられ、8筋にあやを付けられました。

以下▲8八同玉△6九角で、この展開もまだ先手有利みたいですが、評価値がだいぶ下がっているのは、先手の指し手がどうだったかという感じです。

急に先手玉がうるさい形になった感じです。

▲3五歩では▲3三桂成の方が良かったようです。

以下、△同金▲4三馬△同金▲6三銀で、ソフトの評価値+783で先手有利。

銀があれば▲6三銀はあると思っていましたが、形が重たいと思って指せなかったです。

しかし、▲6三銀が飛と金の両取りで、駒得を狙う方が明快でした。

△4二飛なら▲4五歩△3三銀▲7四銀不成で、ソフトの評価値+815で先手優勢。

△2二飛なら▲2三歩△4二飛▲7四銀不成で、ソフトの評価値+1088で先手優勢。

△4九角なら▲2三飛成△3三金▲4三桂△4二玉▲2二龍△3二金▲1一龍で、ソフトの評価値+1534で先手優勢。

△2六歩なら▲同飛△2五歩▲同飛△3四角▲2九飛△2二飛▲2三歩△同角▲2四歩で、ソフトの評価値+1357で先手優勢。

後手はあやを求めてきますが、自然に対応すればよかったようです。

これが難しいのですが、重たくても銀を打って駒得を図る指し方が参考になった1局でした。