何か手を作るという感覚

上図は、横歩取りから後手も△7六飛と歩を取ってからの進展で、後手が△8二金とと金を取った局面。ソフトの評価値-214で互角。

対局時は、角と銀桂の2枚替えとはいえ、先手の金と銀が前に出ていないのでだいぶ悪いかと思っていたのですが、評価値的にはそこまでなかったようです。

ただ、▲6三飛成は△2七角があってその後に手があればいいですが、なかったら自滅になりそうです。

本譜は以下、▲5八玉△5二玉で、ソフトの評価値-333で後手有利。

この指し方は▲4九金に紐をつけて先手玉が少し安全になったものの、後手も△5二玉としまって一安心という感じです。

ゆっくりした戦いになると、後手の持ち駒の2枚の角がいつでも使えるので先手が苦労しそうです。

ここはもう少し戦いを起こすような手がないかを考えた方が良かったです。

▲5八玉では▲5四歩があったようです。ソフトの評価値-192で互角。

このような手がなかなか見えなくて、指摘されてなるほどという感じです。

△5四同歩なら▲6三飛成で、ソフトの評価値-149で互角。後手からの△2七角の両取りを防いでいます。

▲5四歩に△6二玉だと、▲6六桂でソフトの評価値-141で互角。

▲6六桂も全く見えない手ですが、後手の飛車を狭くしています。

△5四歩だと▲7七金で後手の飛車を狙います。▲6六桂があるので後手は△7四飛と引くことが出来ません。

△5四歩▲7七金△8七角なら、▲6八銀△7七飛成▲同桂で、ソフトの評価値+56で互角。

まだ難しい戦いですが、本譜の順より明らかに元気が出る手順です。

先手玉が3段目で不安定ではありますが、後手も△8二金の形が悪いので、バランスがとれているようです。

▲5四歩と何か手を作ると感覚が大事だと分かった1局でした。