後手からの攻めを先に受ける


上図は、後手四間飛車から先手穴熊目指す展開に6筋に飛車を持ってきて端角から△3三桂と跳ねた局面。ソフトの評価値+262で互角。

対局時は、後手の飛車と角と銀と桂馬が5筋と6筋を狙って、先手が受けに回る展開で作戦負けかと思っていたのですが、評価値が+側の互角で少し驚きました。

ただし、いつでも後手から△6五歩があるので先手は慎重に指さないといけないです。

本譜は以下、▲2四歩△同角▲5五歩△6三銀▲3六歩△5二金左▲8八銀で、ソフトの評価値+29で互角。

後手から△6五歩がいやだったので、先に▲2四歩を突き捨てました。△同角だと角が移動したときに▲2三飛成とすることができます。

後手が持久戦模様の駒組みをしたので、先手も▲8八銀と穴熊が完成しましたが、先手が1歩損でこれからの将棋です。

ソフトは別の展開を考えていたようで、▲2四歩では▲6八銀引があったようです。

▲6八銀引以下、△6五歩▲同歩△同銀▲6六歩△7四銀▲9六歩△5二金左▲8八銀で、ソフトの評価値+237で互角。

▲6八銀引としたのは、▲5七銀の形のままでは後手から△6五歩▲同歩△同銀▲6六歩△7六銀▲同金△5七角成を防いだ意味です。

▲6八銀引としておけば、上の手順の△7六銀は▲同金で銀得です。

また、後手から△4五桂と跳んでも銀に当たらない形になっています。

この後の先手の狙いは、▲1六歩から後手の角を狙う展開です。

▲8八銀以下、△8四歩▲1六歩△8三銀上▲1五歩△同歩▲同香△6八角成▲同角△1五香▲1三角成で、ソフトの評価値+321で先手有利。

先手は後手の角を目標にして、角を銀香の2枚替えで少し損ですが、馬を作って形勢は少し有利のようです。

後手からの攻めを先に受ける▲6八銀引が参考になった1局でした。