自然な手から考える

上図は、角換りの進展からの終盤戦で、後手が△4七角と打った局面。ソフトの評価値+1401で先手優勢。

先手は玉が固く、駒割は金と角の交換も先手が飛車と桂馬が捌けて攻めの拠点に▲5三歩もあるので、先手がだいぶいいですが、ここからの指し手がおかしかったです。

本譜は以下、▲8二銀△同飛▲2一飛成△4一歩で、ソフトの評価値+595で先手有利。

後手の飛車が1段目にいると、先手が▲2一飛成だと△同飛と取られてしますので、▲8二銀と捨てて△同飛に▲2一飛成としたのですが、△4一歩が金底の歩で固く、いっぺんに将棋がおかしくなりました。

駒割は先手の金桂と角銀なので少し駒損で、飛車が成っても△4一歩の底歩で固く、先手も攻めるのが時間がかかります。

また後手に銀を渡したので、△5六銀など攻める手もでてきたので、先手有利とはいえ、将棋が複雑になっています。

▲8二銀では▲2二飛成の方が良かったようです。

金取りなので△4一歩と受けますが、そこで▲2一龍で、ソフトの評価値+1419で先手優勢。

平凡な▲2二飛成が全く見えてなかったです。

先手は後手に△4一歩と底歩を打たせましたが、持ち駒の銀を渡すことなく、▲2一龍と桂馬を取ることができました。

次の狙いは▲5五桂なので△5四銀左と受けますが、▲3一銀と下から攻めて、ソフトの評価値+1426で先手優勢。

後手は受けても仕方がないので、▲2一龍に△8六歩だと、▲同銀△6五歩▲1一龍△6六歩▲同金△4八角▲5七銀で、ソフトの評価値+1813で先手優勢。

戻って▲2二飛成に△3二金だと先手がとれますが、▲1一龍と香車を取って、ソフトの評価値+1476で先手優勢。

香車を取れば、▲8四香△同飛▲2一龍などの攻めもあります。

銀を捨てるのでなく、最初は自然な手がどうかを考えた方がいいと分かった1局でした。