上図は、相矢倉からの進展で後手が7筋の歩を交換する手に対して、先手が▲4六角からけん制する展開で、後手が△3五歩と突いた局面。ソフトの評価値+171で互角。
△3五歩は先手からするといやな手で、先手の▲3七角をどかすことによって後手が△6四角として、先手の飛車を狙う展開です。
本譜は以下、▲3五同歩△3六歩▲4六角△4五歩▲6八角△6四角▲1八飛△7二飛▲6七金右で、ソフトの評価値+186で互角。

△6四角と出られたら、先手は▲1八飛と受けるしかなく、本譜の進行はやむを得ないようです。
ただし、△3六歩と打たれて先手の▲1八飛と▲2九桂と▲4八銀は使いづらい形ではあります。
本譜は、少しじっくりした展開となり以下、△3一玉▲6五歩△8二角▲1六歩△5五歩で、ソフトの評価値+36で互角となり、△5五歩と中央から戦いが起こりました。
この展開も先手にとってはいやですが、▲6五歩と突いたのはあまり良くなかったかもしれません。
戻って、▲6七金右に対して気になる手が2つあります。
1つは、△7六飛▲同金△2七銀ですが、▲6一飛△5一銀▲9五角で、ソフトの評価値+601で先手有利。
さすがにこの筋は後手少し無理みたいですが、形によってはありそうです。
もう1つは△2四歩で、ソフトの評価値+233で互角。

後手の△2四歩は形が乱れますが、先手からしたらいやな筋です。
2筋の歩が伸びて、△2七歩成のような展開になると、先手は手も足も出ません。
しかし、▲2四同歩に△同銀は、その後に先手に手があるかどうかがポイントになりそうです。
△2四歩以下、▲同歩△同銀▲6五歩△8二角▲7七角△2八歩▲7三歩△同角▲1一角成△2九歩成▲7五香で、ソフトの評価値+447で先手有利。
少し先手がうまく行きすぎですが、▲6五歩から▲7七角が切り返しの手順で、後手は△2八歩からと金を作りますが、先手も▲7三歩から▲7五香という感じです。
角筋を活かした△2四歩に▲6五歩から▲7七角と、角には角で切り返すのが分かった1局でした。