上図は、先後逆で△8四飛△5二玉型の進展で、後手が△8六歩と合わせて▲同歩△同飛に▲3五歩と突いた局面。ソフトの評価値+42で互角。
後手は△8六歩と合わせたのは横歩を取る狙いと、△8八飛成から△5五角を打つ狙いがあります。
△8八飛成から△5五角打の筋は、後手陣が△7二銀型や△5二玉△5一金△6二銀型などでたまにありますが、△6一金△7一銀ではあまり見たことないので、試してみました。
本譜は以下、△2五歩▲5六飛△8八飛成▲同銀△5五角打で、ソフトの評価値+508で先手有利。

△2五歩に▲同飛ならどこかで△3三桂が飛車に当たる意味で、本譜は▲5六飛でそこからの手順は、ちょっと形が違うと成立しておらず、後手が良くなかったです。
ただし、私は先手有利というのがあまり理解できておりません。
ソフトの読みでは△5五角打以下、▲3四歩△4四角▲5五飛△同角▲2八歩△8二歩で、ソフトの評価値+337で先手有利。
後手が持ち駒が飛車に対して、先手の持ち駒が飛車と角で差が出ているということでしょうか。
実戦では△5五角打以下、▲3四歩△4四角▲8五飛△1九角成▲8一飛成△5四香で、ソフトの評価値-240で互角。

▲8五飛とすれば△1九角成とするしかありません。
▲8五飛で▲8二歩△同銀▲8五飛の方がより厳しいのですが、▲8二歩に△1九角成か△8八角成▲同金△同角成のどちらかを選択できることになります。
△5四香までいい勝負のようですが、後手は▲8一龍と▲3四歩が意外ときつく神経を使う将棋です。
▲3四歩は終盤の玉の逃げ道を塞ぐのに、後から効いてきます。
△8八飛成とすると少し無理っぽく、後から▲3四歩が効いてくると分かった1局でした。