上図は、後手が角交換四間飛車からの終盤戦で、後手が△4七歩成とした局面。ソフトの評価値+406で先手有利。
対局時は先手有利など全く思っておらず、先手がだいぶ悪いのかと思っていました。
駒割は角と金の交換でいい勝負ですが、後手の△4七とが大きいので、次の指し手が迷いました。
本譜は以下、▲7四歩△7二玉▲2五桂△3八銀▲2六龍△4五桂▲2四角△2一飛で、ソフトの評価値-411で後手有利。

▲7四歩はともかくとして、▲2五桂が良くなかったようです。
▲2五桂は取られる桂馬を逃げて▲4七龍の狙いですが、△3八銀と打たれて△4五桂の跳ね違いを食らっては、先手の龍と桂馬が重たくなりました。
その後▲2四角と攻防風の手も△2一飛と後手の飛車を活用されて、後手有利となりました。
先手の▲7四歩では▲7八玉の方が良かったようです。ソフトの評価値+326で先手有利。

▲7八玉は玉の早逃げ8手の得ありという格言のある手ですが、対局時は全く見えていませんでした。
今見れば後手の△4七とは先手玉を攻める方に使いたいと思うのですが、対局時はなぜか△3七とと桂馬を取られることを気にしていました。
△3七となら▲同竜△2一飛▲2四歩で、ソフトの評価値+728で先手有利。
▲2四歩に△同飛なら▲4六角です。
▲2四歩に△4五桂なら、▲2八龍△7五桂▲6八金△5七金▲7六銀打△7四歩▲4六角で、ソフトの評価値+955で先手優勢。
戻って▲7八玉に△5八銀なら▲6八金△5七金▲7六角で、ソフトの評価値+446で先手有利。
▲7六角は▲5四角△同飛▲6五角を狙います。
本譜の▲7四歩は叩く必要がなく、後手の△7三玉のままで結構危ない形なので、そのままにして▲7八玉と早逃げするのが大事でした。
玉の早逃げ8手の得ありの▲7八玉が参考になった1局でした。