深く囲って攻めの当たりを避ける


上図は、相掛かりから後手が△3三桂と跳ねた局面。ソフトの評価値+3で互角。

△3三桂は遊んでいる桂馬を活用した手ですが、後手から△2一飛から△2四歩~△2五歩と伸ばされるのが少し気になっていました。

また△5五銀とぶつけられる筋もあって、あまり先手はゆっくりした展開にするのはまずいかと思っていました。

本譜は▲4八飛△5五銀があったようです。ソフトの評価値-239で互角。

▲同銀なら△同歩で、次に△5六歩▲同歩△3九角のような筋があります。

また△5五銀に▲6七銀は△6五歩が厳しすぎます。

△5五銀に▲4七銀も、△6六銀▲5六歩で次に▲6七歩を狙うのは△6五桂で先手が悪いです。

よって▲4八飛はあまり意味がなかったようです。

▲4八飛では▲7九玉がありました。

▲7九玉△5五銀▲同銀△同歩▲3五歩△5六歩▲3四歩で、ソフトの評価値+198で互角。

▲7九玉は全く考えてなかったですが、後手の5筋からの攻めに前もって遠く逃げている形です。

▲7九玉だと△5五銀から銀交換して、△5六歩▲同歩△3九角▲3八飛△6六角成の筋で先手が悪いのかと思っていました。

銀交換してから▲3五歩が後手の桂馬の頭を狙う手で、後手も狙いの△5六歩と突きますが、そこで▲3四歩が少し気が付きにくい1手です。

▲3四歩以下△5七歩成▲3三歩成△5八と▲同飛で、ソフトの評価値+405で先手有利。

この手順は、普通5八の金を歩で取られるのはだめなのですが、3三にと金が出来た状態で手順に▲5八飛の王手で先手が指せるようです。

▲3四歩に△4五桂なら、▲同歩△4六角▲2七飛△3六銀▲2六飛△5七歩成▲3六飛△1三角▲8八玉△5八と▲5六飛△5四歩▲5八飛で、ソフトの評価値+1062で先手優勢。

この手順は、△4五桂~△4六角と先手玉のコビンを狙う指し方で先手もいやな形ですが、▲2七飛以下受かっているようです。

深く囲って攻めの当たりを避ける▲7九玉が参考になった1局でした。