歩を使った攻め方

上図は、居飛車対振り飛車の対抗形で▲6一銀に△7三銀と受けた局面。ソフトの評価値+1647で先手優勢。

駒割りは先手の香損ですが、▲1二飛成と香車を取る手があり実質的には駒の損得はないです。

ただし、先手が穴熊で攻めている形なので先手優勢です。

本譜は以下、▲1二飛成△4六馬▲6九香△6五歩▲7七桂打で、ソフトの評価値+1357で先手優勢。

この手順は、先手が飛車と銀と桂馬と香車で攻めているので悪くないとは思いますが、評価値を見ると下がっているので、あまりいい攻め方ではないかもしれません。

▲1二飛成では▲6五歩がありました。ソフトの評価値+1553で先手優勢。

相手玉を攻めるときは、守り駒の金を攻めるのが基本になります。

この場合は、6四の金が少し形が上ずっているので、▲6五歩とします。

▲6五歩に△6三金引とすれば、少し後手の金が玉の近くにきますが、6五の歩が攻めの拠点になりますので、▲7二銀成△同銀▲6四桂といった攻めが続きます。

6四の地点に駒を打ち込んでいく感覚です。

▲6五歩に△同金なら▲6三歩で、ソフトの評価値+1632で先手優勢。

△6五同金と金が5段目まで守りから離れると、▲6三歩が厳しいです。

▲6三歩では▲7二銀成△同銀▲6三金といった攻め方もありますが、ちょっと重たい感じです。

できるだけ歩などの安い駒を攻めに活用できると攻め方が増えそうです。

▲6三歩の次の狙いは、▲7二銀成△同銀▲6二歩成です。

後手が頑張って受けるなら△4一角ですが、▲7二銀成△同銀▲1二飛成△6三角▲4三歩成で、ソフトの評価値+1819で先手優勢。

歩を使った攻め方が参考になった1局でした。