角換り腰掛銀の仕掛け

上図は、角換りの進展から後手が△6四角と打った局面。ソフトの評価値+163で互角。

後手が6筋の位を取ってから△6四角と打つのは、先手の攻めをけん制するのと、将来、駒が入ったら8筋と9筋から攻める狙いです。

後手は4二の金が固い構えで、先手も攻めるのは大変です。

本譜は以下、▲4五歩△同歩▲3五歩△4四銀▲1五歩△同歩▲2四歩△同歩▲同飛△2三歩▲2九飛で、ソフトの評価値-34で互角。

この手順は自然なようですが、次に後手から△3五銀とされると意外と先手は大変な感じです。

△3五銀は玉から遠くなるようでも、受けに結構役立っている感じです。

▲4五歩△同歩▲3五歩△4四銀まではいいとして、そこからのソフトの推奨手は、▲2四歩△同歩▲6六歩でソフトの評価値+135で互角。

後手玉の回りだけで戦うのでなく、▲6六歩が気が付きませんでした。

後手の角がやや狭いのですが、先手玉の近くでの戦いは少し勇気がいります。

▲6六歩に△同歩なら、▲6六同銀△6五歩▲7五銀△4六角▲7七角△4三金直▲4七金△7四歩▲同銀△6四角で、ソフトの評価値+133で互角。

先手は▲7七角と遠くから角を打って後手玉を睨みますが、後手も△7四歩の切り返しがあっていい勝負のようです。

平手の将棋なので、一方が良くなるというのは疑問手や悪手を指さない限り難しいようです。

最初の局面では別の指し方で、▲3八角もあったようです。ソフトの評価値+38で互角。

▲3八角という筋違い角があるのは、この戦型では初めて見ました。

後手が右玉だったらたまにこの筋は見ますが、この形での腰掛銀では少し意外でした。

▲3八角△4六角▲6五銀△4三金直で、ソフトの評価値+127で互角。

銀の交換になりそうですが、実戦的にはまだこれからです。

角換り腰掛銀の仕掛けが参考になった1局でした。