形にとらわれない▲7七金

上図は、横歩取り青野流からの進展で後手が△6四角と打った局面。ソフトの評価値+131で互角。

対局中は、△6四角では△5五角とか△2八角を予想していて気が付かない1手でした。

とりあえず△1九角成を防ぐ1手だと思ったのですが、本譜はあまり良くなったようです。

本譜は以下、▲3七角△同角成▲同桂△2八角で、ソフトの評価値-48で互角。

▲3七角と合わせて角交換で手順に2九の桂馬が3七に跳んだのですが、△2八角と打たれて次に△2七歩成▲同銀△3七角成や△1九角成があって先手が少し指しにくいようです。

▲3七角では▲7七金がありました。ソフトの評価値+123で互角。

このタイミングでの▲7七金は見えていませんでした。

▲7七金に△7四飛なら、▲4六角△同角▲同歩△5五角▲6六角△同角▲同歩△7七飛成▲同桂△8七歩成▲8九飛△7六金▲7八歩で、ソフトの評価値-267で互角。

この手順は、△7七飛成~△8七歩成がきつく、▲同飛なら△7六角があるので△8七歩成には▲8九飛ということですが、なかなか人間では指せる感覚ではないです。

人間だと△8七歩成で失敗したと思ってそれ以前で手を変えるか、それ以上は考えないかのどちらかですが、▲8九飛はなかなか見えません。

▲7七金に△同飛成なら、▲同桂△8七金▲8九飛△7七金▲7八歩△7六金▲2四飛△2二銀▲6四飛△同歩▲8五角で、ソフトの評価値+986で先手優勢。

これは少し後手が強引な手順ですが、▲2四飛~▲6四飛~▲8五角がうまい切り返しです。

▲7七金に△3六飛なら、▲3七歩△3五飛▲6六角△3三桂▲2八歩で、ソフトの評価値+123で互角。

この手順は、ややおとなしい指し方ですが、これからの将棋です。

形にとらわれない▲7七金が参考になった1局でした。