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上図は、居飛車対振り飛車の対抗形で後手が△5二銀と銀を打った局面。ソフトの評価値+526で先手有利。

対局中は、少し先手が指しやすいと思っていましたが、ここから本譜はややチャンスを逃した感じです。

本譜は△5二銀以下、▲5四馬△4三金で、ソフトの評価値+148で互角。

この手順は、▲5四馬と歩を取って金取りなので自然ですが、評価値が大きく下がったのを見ると、まだいい手があったようです。

▲5四馬では▲7一銀がありました。ソフトの評価値+667で先手有利。

美濃囲いに少し早いタイミングで▲7一銀と放り込むのはたまに見る筋ですが、本局でこの手があるのは気が付きませんでした。

▲7一銀に△9二玉なら、▲5二馬△同金▲4一銀で、ソフトの評価値+883で先手優勢。

さすがに▲7一銀に△9二玉と逃げるのは、▲5二馬~▲4一銀の割打ちの銀があっては、▲8二金の筋があるので後手玉がもちません。

また▲7一銀に△9三玉もありますが、▲4一銀を▲8二銀打で、ソフトの評価値+869で先手有利。

先手の攻めは少し重いですが、先手は以下駒得ができそうです。

よって▲7一銀に△同金ですが、▲5二馬△4三銀▲5三馬で、ソフトの評価値+490で先手有利。

最後の▲5三馬も地味な1手ですが、▲5三馬に△5六角成なら▲4一銀△5五歩▲3二銀不成△同銀▲4二金△4一銀打▲同金△同銀▲4三銀で、ソフトの評価値+526で先手有利。

この手順は、▲4一銀~▲4二金が少し重たく打ちづらいですが、▲4三銀で飛車を取る形になれば先手指せそうです。

なお▲5三馬では、▲4三同馬△同金▲3二銀△4二金▲2三銀不成△5六角成もありそうです。ソフトの評価値+745で先手有利。

盤面全体を見る▲7一銀が参考になった1局でした。