上図は、居飛車対振り飛車の対抗形で後手が△3二金とした局面。ソフトの評価値+164で互角。
ここから後手が△4四飛から浮き飛車にするのが狙いですが、それを防ぐために▲7七角と打ちました。
本譜は▲7七角以下△3三銀▲9六歩△9四歩▲2五歩△8二玉で、ソフトの評価値+36で互角。

▲7七角と打って後手の狙いの△4四飛は防いでいるのですが、先手は自陣角に対して後手は持ち角なので、角の働きに関しては後手の方が手が広い感じです。
▲7七角のような手はよく出ていたと思うのですが、ソフトはこのような手をあまり評価しないような感じがしています。
▲7七角では▲5八金右がありました。
▲5八金右△4四飛▲9六歩△9四歩▲7七銀△3四飛▲4六歩で、ソフトの評価値+207で互角。

▲5八金右も少し指しづらい感覚です。
後手が浮き飛車になるこのような将棋は、3筋が薄くなりやすいので、先手の4九の金が動かずに、後手の駒組みを見て▲5八金とする感覚なのですが、ソフトは早い段階から▲5八金右とするのが興味深いです。
▲5八金右として駒が少し偏っても問題がないということだと思います。
後手は、もう少し玉の整備に手をかける指し方もありそうですが、早めに△3四飛としたときに▲4六歩と戦いを起こします。
後手の駒組みが落ち着く前にジャブを入れるという感覚みたいです。
このような感覚もあまり持っていないので、だいぶ新鮮な感じがします。
序盤のこのような感覚は、結構大事なような気がします。
序盤から早めに動くというのが分かった1局でした。