1筋を突き捨てたら▲1三歩


上図は、角換り腰掛銀からの進展で後手が△9六歩を垂れ歩を指した局面。ソフトの評価値+202で互角。

対局中は、後手の△9六歩を取る手も考えましたが、9六の香車が形が悪いので取り切れませんでした。

本譜は以下、▲1四歩△9五香▲9八歩△3五銀▲1五香△1二歩で、ソフトの評価値+206で互角。

この展開は、お互いに端歩を詰めていい勝負のようですが、▲1四歩はソフトの候補手に上がっていませんでした。

▲1四歩では▲1三歩があったようです。ソフトの評価値+228で互角。

▲1四歩と▲1三歩の違いは、▲1四歩とすると△1二歩と受ける形になりやすいですが、▲1三歩とすると後手は1筋に歩を打って受ける形になりません。

▲1三歩に△1三同香なら、▲3四歩△9五香▲9八歩△3六歩▲2五桂△3七歩成▲2六角で、ソフトの評価値+682で先手有利。

この手順は、▲3四歩と歩を取って△3六歩と打たれるのですが、1三に香車がいるので▲2五桂と跳ねていつでも▲1三桂成の筋があります。

また△3六歩~△3七歩成は後手の狙い筋ですが、この場合は▲2六角が次に▲4四角を見て厳しいです。

▲1三歩に△9五香なら▲9八歩△1三香▲3四歩で、ソフトの評価値+236で互角。

やはり▲1四歩より▲1三歩の方が攻め味が増す感じです。

1筋を突き捨てたら▲1三歩が参考になった1局でした。