上図は、相居飛車からの進展で、後手が△3七歩成とした局面。ソフトの評価値+1192で先手優勢。
駒割りは銀と桂馬の交換でいい勝負ですが、ここで先手の手番が大きくて、対局中は先手がいいと思っていました。
ただし、ここからどのように優勢を拡大するかがよく分かっていませんでした。
本譜は▲5四銀△3三金寄▲2四飛△同歩▲7一角で、ソフトの評価値+478で先手有利。

▲5四銀は上部を抑える自然な手と思っていましたが、△3三金寄とされるのをうっかりしていました。
△3三金寄とされると、5四の銀と2一の角の働きがいまひとつの感じです。
以下、飛車と角の交換から▲7一角としましたが、後手に飛車を渡したので勝負形になりました。
▲5四銀では▲4一銀があったようです。ソフトの評価値+1194で先手優勢。

玉を下段に落とす▲4一銀は見えていませんでした。
この場合は、先手から▲2四飛と後手の角を取る手があるので、後手玉の逃げ方が難しいです。
▲4一銀に△同玉なら、▲4三角成△5二銀▲3四馬△4七と▲4四桂△4三銀打▲2四角△同歩▲7一角で、ソフトの評価値+1275で先手優勢。
この手順は、△5二銀に▲3四馬と金を取れるのが大きく、以下▲4四桂~▲7一角が入ると、後手の飛車がいなくなると、▲3二金△同銀▲5二桂成のような筋があるので、先手指せそうです。
▲4一銀に△5三玉なら、▲2四飛△同歩▲7一角△5四玉▲8二角成△3九飛▲8八玉△4七と▲8一馬△6三銀▲同馬△同玉▲4三角成で、ソフトの評価値+3805で先手勝勢。
この手順は、後手玉が上部に脱出できそうですが、▲8一馬~▲6三馬として▲4三角成に先手玉が詰まないので、先手勝勢です。
▲4一銀に△6三玉なら、▲4三角成△4七と▲2四飛△同歩▲8五桂△3九飛▲8八玉△5三金▲5四金△同金▲5二角以下詰み。
この手順は、飛車を渡しますが▲8五桂とすれば先手勝勢です。
玉を下段に落とすのが参考になった1局でした。