上図は、角換り腰掛銀からの進展で後手が4二の飛車を△8二飛とした局面。ソフトの評価値+445で先手有利。
駒割りは角と銀の交換で先手駒得ですが、後手の6六の歩が伸びているのと、先手の7五歩が伸びて7六の地点に空間があいているのが、少しいやな形です。
ここで先手が攻めに出るのは反動がきつそうなので、もたれる指し方にしました。
本譜は▲6一角△6七銀▲同金右△同歩成▲同金△6六歩▲7七金△6七金で、ソフトの評価値+422で先手有利。

▲6一角は、いつでも▲4三角成の筋や▲7一角と打つ手を狙いとしたもたれる指し方ですが、後手も△6二飛のような手も生じるので一長一短です。
▲6一角は候補手の1つだったので悪い手ではなかったようですが、別の指し方もあったようです。
▲6一角では▲6七歩がありました。ソフトの評価値+432で先手有利。

▲6七歩は、後手からの△6七銀の打ち込みを防ぐ意味です。
▲6七歩に△同歩成なら▲同金右で、ソフトの評価値+457で先手有利。
この手順は、5八の金が▲6七金と進んだことで活用できているので、先手が指せそうです。
▲6七同金右以下△8六歩▲同歩△6六歩▲7七金寄で、ソフトの評価値+489で先手有利。
この手順は、8筋を突き捨てて△6六歩と叩く筋ですが、▲7七金右と逃げて後手は持ち駒が銀と歩だけでは、少し駒不足です。
5八の金が7七まで移動できれば守りも固くなって大満足です。
敵の打ちたい所に打つ▲6七歩が参考になった1局でした。