飛車成を軽く受け流す

上図は、居飛車対振り飛車の相穴熊からの進展で、後手が△6五同歩と銀交換した局面。ソフトの評価値+250で互角。

お互いにまだ穴熊は完成していませんが、次に後手から△4六歩と捌く手があるので、穴熊の囲いに手をかけるのは難しいと思っていました。

本譜は以下、▲2六飛△4六歩▲同歩△3五銀▲2八飛△4六銀で、ソフトの評価値+154で互角。

▲2六飛と浮いて△4六歩に備えましたが、それでも△4六歩~△3五銀~△4六銀とする手順で、やや重たい形ながらも先手はいやな展開です。

△4六銀には▲5六銀で、ソフトの評価値+156で互角という指し方があったようですが、全く別の指し方もありました。

▲2六飛で▲6八金寄△4六歩▲同歩△同飛▲2四歩で、ソフトの評価値+248で互角。

このタイミングで▲6八金寄は全く考えてなかったです。

この手は知らないと指せないかもしれません。

後手は4筋が手薄になったので△4六歩から動いてきますが、そこで▲2四歩が鋭いです。

▲2四歩に△同歩なら、▲2二歩△同角▲2四飛△3二金▲2二飛成△同金▲5四歩で、ソフトの評価値+470で先手有利。

この手順は、飛車と角の交換ですが、後手の2二の金が離れ駒となっているので先手指せそうです。

▲2四歩に△同角なら▲5四歩△4九飛成▲8八銀打で、ソフトの評価値+563で先手有利。

この手順は、後手に飛車を成られますが、▲5四歩と突いて▲5三歩成と▲1一角成があるので先手指せそうです。

▲6八金寄と飛車成を軽く受け流す指し方が参考になった1局でした。