上図は、相居飛車からの終盤戦で後手が△6九銀と打った局面。ソフトの評価値+1080で先手優勢。
△6九銀は△7八銀成▲同玉△6七金以下の詰めろで、後手玉に即詰みはなく対局中は、先手が悪いと思っていましたが、評価値は逆なので驚きました。
本譜は△6九銀以下、▲7九金△7八銀打で、ソフトの評価値-645で後手有利。

▲7九金と詰めろを消したつもりだったのですが、△7八銀打がまた詰めろで、この手が見えてなかったです。
▲7九金は部分的にはある手ですが、この場合は相当悪い手だったようです。
▲7九金では▲5三銀成がありました。
▲5三銀成△同飛▲5四香で、ソフトの評価値+1085で先手優勢。

▲5三銀成~▲5四香は全く見えていませんでした。
後手の飛車が8筋からずれると、▲5四香の局面は先手玉の詰めろが消えています。
▲5四香に△同飛なら、▲同角成△7八銀成▲同玉△6七銀▲同玉△6九飛成▲7七玉△8八銀▲8六玉△8三香▲8五桂で不詰み。
この手順は、△5四同飛として香車を8筋に使う筋ですが、少し駒が足りません。
▲5四香△6二銀▲5三香成△同玉▲5一飛△5二香▲6五桂△同歩▲6四桂で、ソフトの評価値+1017で先手優勢。
この手順は、△6二銀と受けた形で、ここからの手の流れも結構難しいですが、大駒を活用するために桂馬の犠打をするのが参考になります。
このあたりは、読みも大事ですが終盤の手の作り方や見え方が大きいように思います。
なお、最初の▲5三銀成に△4一玉なら▲6八金 △7八銀▲8六香でソフトの評価値+2983で先手勝勢。
この手順は、先手に銀が入ると▲4二銀で詰むので先手勝勢です。
詰めろの受け方が参考になった1局でした。