上図は、相居飛車の急戦調の将棋で後手が△5七歩成とした局面。ソフトの評価値-84で互角。
この局面は、後手の4四の銀が△3五銀▲同銀△5七歩成としたので、だいぶ攻められている感じですが先手が銀得しています。
ただし、対局中は先手がだいぶ悪いのかと思っていました。
本譜は以下、▲5七同金△同桂成▲同銀△8八角成▲同金△5五角で、ソフトの評価値-571で後手有利。
この手順は、△5五角が厳しすぎて先手がまずそうです。
▲5七同金では▲5三歩成△同金▲3三歩がありました。ソフトの評価値-250で後手有利。

このタイミングで攻めに出るのは、全く見えていませんでした。
後手の5七のとが大きいので先手が危険かと思っていたのですが、受けに回ってジリ貧になるのであれば、攻めるしかなかったようです。
▲3三歩以下△6八と▲同玉△3三角▲4五桂で、ソフトの評価値-272で互角。

後手は△6八ととしますが、これで駒割りは金と銀の交換です。
▲4五桂と跳ねて以下△6六角▲同角△5七銀のような厳しい手が飛んできますが、この展開はどこかで▲5三桂成のような手もあるので、一方的に攻められる本譜よりはまだあやがありそうです。
受け一方でなく攻め合いにするのが参考になった1局でした。