上図は、相掛かりからの進展で△7八桂成と金を取った局面。ソフトの評価値+290で互角。
この局面は角と金の交換でいい勝負で、ここで先手の手番なので有効な手を指したいところです。
後手から△3七銀や△8六飛など厳しい手があるので、それに対抗できるような手が指せるかどうかという感じです。
実戦は△8六飛は避けたほうがいいかと思い▲8五香と打ちました。
▲8五香△3七銀で、ソフトの評価値-323で後手有利。

この手順は▲8五香に△3七銀と打ち込んできた展開で、△3七銀は△4八銀成▲同玉△3七金▲5七玉△6七金▲4六玉△4五歩▲5六玉△6六金の詰めろです。
後手玉はまだ詰まないので先手は受けるしかなく、3七の地点を補強して受けるなら▲3八銀打か▲4六銀打になりますが、△2八金と飛車を責められて少し先手が苦しいようです。
また後で▲8四香と飛車を取ってもまだ後手玉は詰まないので手が少し遅れています。
▲8四香では▲4一銀がありました。ソフトの評価値+351で先手有利。

この手順は▲4一銀として後手玉の態度を聞く手です。
先手はあまり受けがないので攻めに転ずる手で、後手がどこかで△3七銀とすれば▲同金として質駒にする手です。
現時点では少し後手玉を寄せるのに駒が足らないような気もしますが、結構難しいところもあるようです。
▲4一銀に△5一玉なら▲2二馬△4三金▲4四歩△3七銀▲同金△同桂成▲5二銀打△同金▲同銀成△同玉▲4三歩成で、持ち駒に金2枚と桂馬2枚と香車と歩がたくさんあるので以下詰みのようです。
これはややうまくいきすぎですが、先手の狙いとしては少しでも駒が入れば後手玉を詰ますという典型的なパターンです。
▲4一銀に△6一玉なら、▲7三桂△7二玉▲8五香で、ソフトの評価値+1305で先手優勢。
この形は▲8五香以下△3七銀なら、▲同金△同桂成▲8一銀△同飛▲同馬△7三玉▲7五飛△7四香▲8二馬まで。
この手順も持ち駒に金駒が入ると後手玉が詰むというパターンです。
後手も駒を渡さなければまだ難しいようですが、本譜よりはよかったようです。
受ける手がなければ攻めるのが参考になった1局でした。