上図は、相居飛車からの進展で△4二玉と上がった局面。ソフトの評価値+50で互角。
この局面は、先手は1歩損ですが後手の飛車が横歩を取ったのでやや狭い形です。
△4二玉は次に△8六飛としたときに▲7五角△8二飛▲5三角成の受けの手です。
対局中は、△4二玉としたので4筋から後手玉にプレッシャーをかけた方がいいかと思い▲4六歩としました。
本譜は▲4六歩△8六飛▲8七歩△8二飛で、ソフトの評価値+71で互角。

この手順は、▲4六歩に△8六飛と回って▲8七歩に△8二飛と深く下がった展開です。
この局面は先手は手得をしていますが、後手は1歩得で飛車が定位置に戻って安定しているので後手もまずまずです。
先手は7六に歩がいないのでやや陣形が弱い感じです。
評価値は互角とはいえやや先手もちですが、ちょっと先手が指しにくいかなという感じです。
▲4六歩では▲7七銀がありました。
▲7七銀△7四飛▲3六歩△5二金右▲3七桂△9四歩▲7八金△4三金▲8六銀で、ソフトの評価値+28で互角。

この手順は、実戦とは全く違う展開で先手は後手の飛車が狭いのでそれを目標にする指し方です。
歩越し飛車は下段に下がることができないので狙われやすいです。
先手は4筋から攻める展開ではなく後手の飛車にプレッシャーをかける感じで、数手前に▲6六角とでた手が△8四飛に▲同角があります。
▲8六銀に△3一玉なら▲7五銀△5四飛▲5六歩△同飛▲5七金△3六飛▲4六金で、ソフトの評価値-12で互角。
この手順は、▲7五銀から▲5六歩と後手の飛車を目標にする指し方で、▲5六歩に△同飛なら▲5七金から▲4六金で後手の飛車が死ぬ展開です。
ただし評価値は互角で、▲4六金には△3五歩とすれば、▲3六金に△同歩が次に△3七歩成と桂馬を取る手があるので実質2枚替えになります。
しかし普通は後手は飛車を渡す展開にはしないので、後手はこの手順は選べないと思います。
歩越し飛車にプレッシャーをかけるのが参考になった1局でした。