上図は居飛車対振り飛車の対抗形からの進展で△6三金と上がった局面。ソフトの評価値+338で先手有利。
相穴熊の進展ですが、6六の銀のバランスがいいので少し先手が指しやすいかと思っていましたが、ソフトの評価値は先手有利でした。
対振り飛車の時点で100から200くらい評価値がよくなることが多いですが、本局もそのような感じです。
ただしここから▲5五歩と指したのですが、ソフトの推奨手や候補手になかったようです。
実戦は▲5五歩に△3五歩だったのですが、▲5五歩△同歩▲同銀△5二飛で、ソフトの評価値+247で互角。

この手順は、先手は5筋の歩を交換して▲5五銀と中央に銀を構える形ですが、後手も△5二飛と歩の切れた筋に飛車を回ります。
▲5五銀が少し浮いたような形なので、ここから▲5八飛と回り△5四歩に▲6六銀と引く形です。
△5四歩と打たないと逆に▲5四歩とする手があるので、後手としては手堅く△5四歩と打って局面をおだやかにします。
これで1局の将棋ですが、居飛車が5筋に飛車を回るのは何となくすっきりしない感じもします。
できれば先手の飛車は2筋か3筋で活用するようにしたいです。
▲5五歩では▲9六歩がありました。
▲9六歩△9四歩▲6八角で、ソフトの評価値+336で先手有利。

この手順は、▲9六歩と穴熊で端歩を突く手で後手も9筋を受けますが、効果の方は現段階では不明です。
9筋を突き合った後に▲6八角と角を引いていつでも▲2四歩の狙いがあります。
また▲6八角と引くことで▲7七銀と守りに使うことも可能です。
▲6八角に△4五歩なら▲2四歩△同歩▲同角△2二飛▲3三角成△2八飛成▲4三馬△4八飛▲6八銀△2九龍▲4四角△1九龍▲2一馬で、ソフトの評価値+301で先手有利。
この手順は、△2二飛では利かされとみて△4五歩として▲2四歩を受けない形ですが、2筋を交換してから▲2四同角に△2二飛が狙いの一手で、▲3三角成はありますが△2八飛成とする激しい変化です。
通常は、▲4三馬と銀を取ればこの瞬間は角銀と飛車の交換で先手が駒得ですが、後手も2九の桂馬と1九の香車が取れる展開です。
▲2一馬までは角銀と飛桂の交換ですが、先手は4枚穴熊で後手よりは固いです。
ただし、後手も飛車2枚と持ち駒に桂馬と香車があればいつでも△9五歩のような端攻めもあるのでいい勝負のようです。
穴熊の▲6六銀には▲6八角が形というのが参考になった1局でした。