上図は、先後逆で相居飛車からの終盤戦で△6七桂不成の王手に7九の玉が▲6八玉と逃げた局面。ソフトの評価値-99970で後手勝勢。
ソフトで評価値が999・・とでると即詰みがあるようですが、対局中は先手玉は詰んでもおかしくないですが、詰み筋は分かりませんでした。
なお本来なら相手玉だけでなく自玉も見ておかなければいけないのですが、自玉は詰んでもおかしくないと思っており、▲6四角以下の簡単な詰めろになっています。
時間のない終盤戦では相手玉と自玉の両方を見ることは大変なので、実際は自玉は詰めろなので相手玉を詰ますしかないと考えることが多いです。
実戦は▲6八玉に△5七銀▲同飛△同桂成と進んで難しい終盤が続いたのですが、△5七銀に▲6七玉だったら不詰みでまだ大変だったようです。
ただし、私の棋力ではでここから詰みを読み切るのは無理です。
△5七銀では△7七金がありました。ソフトの評価値-99973で後手勝勢。

この手順の△7七金は6七の桂馬を取られないようにするには自然な1手ですが、金はとどめに使えの格言と反対に早い段階で金を使うので全く見えていませんでした。
△7七金に▲5八玉なら、△5七歩▲同飛△同桂成▲同玉△5五飛▲5六歩△3九角▲4八桂△同角成▲同玉△3七歩成▲5七玉△4八銀▲5八玉△5六飛まで。
この手順は、△5七歩の叩きから飛車を取って△5五飛が見えれば並べ詰みで、3二の飛車が働いています。
△7七金に▲同桂なら、△同歩成▲同玉△7六銀打▲6八玉△5六桂で、ソフトの評価値-99975で後手勝勢。

この手順は、7七の地点で清算してから△7六銀打とする手順ですが持ち駒に角と桂馬と歩が2枚ではだいぶ心細い感じがします。
しかも△5六桂と捨て駒の桂馬を打つのは見えないです。
△5六桂の意味は、▲5六同飛となれば5六に飛車がいるので▲5六玉とはできないという意味での手筋ですが、それでも難しい手です。
△5六桂に▲5八玉なら、△4八桂成▲同玉△3七歩成▲5八玉△4七角▲6八玉△6九角成▲同玉△7九桂成▲5九玉△4八金▲6八玉△7八成桂まで。
この手順は並べ詰みではありますが、△4八桂成から△3七歩成もうっかりしやすい筋です。
△5六桂に▲同飛なら、△7七角▲5八玉△5九桂成▲同金△5七歩▲4九玉△5九角成▲3九玉△4八馬▲同玉△3七歩成▲5九玉△5八金まで。
この手順は、△7七角から△5九桂成として△5七歩が急所の手ですが、これも結構難しいです。
先手玉をどのように詰ますかが参考になった1局でした。