上図は、横歩取り青野流からの進展で△7二金とした局面。ソフトの評価値+138で互角。
対局中は、先手が2歩得で後手歩切れに対して、先手の3五の飛車が狭い形なのでいい勝負のようです。
先手は飛車と角の交換になっても自陣への打ち込みが少ないので、ここまでは先手がまずまず指せていると思っていました。
横歩取りは一般的に先手の評価値が少し高くでるようですが、私がこの戦形で先手をもってもなかなか互角の評価値にならず少し評価値が-になるので、ここまでは満足の展開です。
ただしここから数手で局面がおかしくなった感じです。
本譜は▲4六歩△5四銀▲2七歩△3五角▲同歩△5五銀で、ソフトの評価値-244で互角。

この手順の▲4六歩は玉のコビンがあくのであまり指したくはなかったですが、他の手も浮かばなかったので仕方なく指した感じです。
△5四銀に▲2七歩と突いたのがだいぶぬるかったようで、△3五角と飛車と角の交換から△5五銀と出られて、この局面がすでに先手が指しにくいです。
後手の狙いは△4六銀から△3六歩ですが、△4六銀を受けづらい形です。
△5五銀に▲4七銀では△2九飛がありますので△5五銀には▲4七玉ですが、さすがに最初から予定で選択する手順ではなさそうです。
▲4六歩では▲6八銀がありました。
▲6八銀△5四銀▲2七歩△7四歩▲2六歩で、ソフトの評価値+104で互角。

この手順は、▲4六歩と突かずに低い陣形で駒組みを進める手で、▲4六歩を突かなければ後手は△5五銀とは出にくいです。
先手の飛車はいずれ後手の角と交換になりやすいので、先手の駒組みは後手からの飛車の打ち込みに注意しなくてはいけませんが、角が2枚持ち駒にあれば2筋と3筋の歩を伸ばして▲5六角から後手の3三の桂馬の頭を狙うという展開が狙いです。
これも結構難しい展開ですが、本譜よりははるかによかったようです。
後手の単騎の銀の進出が参考になった1局でした。