8筋の歩の交換を事前に受ける

上図は、後手雁木模様に先手が▲6八玉から▲7八銀と進めた展開に△8五歩と突いた局面。ソフトの評価値+72で互角。

この局面は、後手は振り飛車か居飛車かまだ態度を保留していたのに先手がやや早く▲6八玉としたので、後手は8筋の歩を伸ばしてきました。

ここで先手は8筋の歩の交換をさせないように受けるのか、8筋の歩の交換を許すのか少し迷いましたが、実戦では歩の交換をさせました。

本譜は、△8五歩以下▲7九玉△8六歩▲同歩△同飛▲2五歩△3三角▲5八金右△7六飛▲6六角で、ソフトの評価値-31で互角。

この手順は、8筋の歩を交換する形からさらに△7六飛と横歩も取られる展開です。

▲6六角は8八に角がいるといつでも△8七歩と叩かれる筋があるので事前に受けたのですが、評価値は互角とはいえ少し下がっているのが気になります。

このような展開は、先手は手得に対して後手は歩得のように進む感じでほぼ互角のようです。

ただし対局中は、歩がないと少し7筋と8筋が空間があいて受けづらい形なのでやや失敗したかと思っていました。

▲7九玉では▲7七角がありました。ソフトの評価値+51で互角。

この手は、8筋の歩の交換を角で受ける形です。

▲7七角としておけば8筋の歩の交換と7筋の横歩を取られる形にはなりません。

▲7七角以下△4三銀▲4六歩△3二金▲4七銀△6二銀▲5八金右△5二金▲5六銀△5四歩▲7九玉で、ソフトの評価値+80で互角。

この手順は、先手は▲4七銀から▲5六銀として将来▲4八飛から▲4五歩や、▲3六歩から▲3七桂として▲4五歩の戦いをするのが狙いです。

後手は中央に少し手厚くする構えで、それに対して先手は▲7九玉と深く玉を囲って互角のようですが、これならお互いにしっかりとした駒組みになる展開のようです。

やはり8筋の歩を交換させないのが無難だったようです。

8筋の歩を交換を事前に受けるのが参考になった1局でした。