うっかりしやすい角と銀の交換

上図は、早繰銀からの進展で△7三桂と跳ねた局面。ソフトの評価値+224で互角。

お互いに早繰銀で▲5八玉と△5二玉の中住まいにするのはたまに見かける形です。

居玉のままでは何かのときに王手飛車のラインに入ったりしますし、▲6八玉とか△4二玉の形だと相手の攻め駒に近いのでやや損の意味があるため、中住まいにすることがあります。

△7三桂としたのでいつでも△6五桂と跳ねる手があることから▲6六歩と先受けしたのですが、これがあまりよくなかったようです。

本譜は▲6六歩△7四飛で、ソフトの評価値-60で互角。

この手順は、▲6六歩と受けた手に△7四飛と回られ7三の桂馬に紐をつける手です。

後手から△7六歩▲6八銀△7五銀と圧力をかける手がくれば先手が抑え込まれそうです。

△7四飛に▲7六歩と受けても△7五歩▲同歩△同銀▲7六歩△同銀▲同銀△同角で、ソフトの評価値-631で後手有利。

この手順は、▲7六歩と先に受けても△7五歩と合わせれると受けになっていません。

△7四飛と回られると4六の角と3五の銀がいまひとつぱっとしません。

▲6六歩では▲6四角がありました。

▲6四角△同歩▲7五銀で、ソフトの評価値+477で先手有利。

この手順は、▲6四角と先手から角と銀を交換する手でやや先手が駒損ですが△6四同歩に▲7五銀と打つ手です。

▲6四角に△同飛なら▲5五銀がありますので、後手は△6四同歩としたのですが▲7五銀が狙いの一手です。

この手は、後手は飛車が逃げたら▲7四銀とか▲7四歩と歩を打つのが狙いで、後手の攻め駒を責める手でやや細い感じもします。

▲7五銀に△8三飛なら、▲7四銀△8四飛▲7三銀不成△7四飛▲8二銀不成△8四飛▲9一銀成で、ソフトの評価値+578で先手有利。

この手順は、△8三飛に▲7四銀から駒を取りにいく手で、▲9一銀成と進めば成銀は重たい形ですが、角と銀桂香の3枚替えなので先手が指せるようです。

▲7五銀に△8一飛なら、▲7四歩△6五桂▲7三歩成で、ソフトの評価値+367で互角。

この手順は▲7四歩に△6五桂と跳ねた時に▲7三歩成が強気な手で、△7七桂成とすれば▲同桂で、駒割りは角と桂馬の交換で先手がだいぶ駒損ですが、後手玉は意外と狭く7三にと金がいれば先手も指せそうです。

うっかりしやすい角と銀の交換が参考になった1局でした。