上図は、居飛車対振り飛車の対抗形からの進展で△2八角と打った局面。ソフトの評価値+430で先手有利。
駒割りは、飛車と角の交換でやや先手が駒得ですが、後手の△2八角が△5五歩と△1九角成を狙った手で、先手がどうやって受けるかという局面です。
対局中は、最初は飛車と角の交換で少しありがたい感じでしたが、5七の金と5六の飛車の配置がやや重たくて少し指しづらいのかという感じに変わっていました。
実戦は、▲6七金△1九角成▲3六飛△3四歩で、ソフトの評価値-72で互角。
この手順は、▲6七金と逃げて辛抱して△1九角成に▲3六飛と角にあてましたが、△3四歩と受けられるとはっきりしません。
先に香損してさらに△2九馬とされると駒損が大きくなるので、先手が忙しい感じです。
このあたりは、勝負所で推奨手が指せればそれなりにいい勝負になるのですが、推奨手や候補手が指せないと形勢が悪くなる典型的なパターンです。
▲6七金はいいとして△1九角成には▲3四飛がありました。ソフトの評価値+137で互角。

この手順の▲3四飛は今見ても自然な手ですが、なぜか対局中は全く見えていませんでした。
▲3四飛以下△7一角▲3三飛成で、ソフトの評価値+105で互角。
この手順は、▲3四飛から桂馬を取って▲3三飛成とする手で飛車が成れれば先手も一応手になっていますが、実戦的には互角のようです。
後手も手厚い陣形で△2九馬とすれば駒得になるのでいい勝負のようです。
また別の手で最初の▲6七金では▲3八飛がありました。ソフトの評価値+421で先手有利。

この手は、対局中には見えており後手の2枚の角に当たるので、それなりの手だと思っていましたが後手もそれは承知の上で指しているのだろうと思い指せませんでした。
特に自陣飛車というのが少し引っ掛かります。
▲3八飛に△1九角成なら、▲3五飛△5五香▲1六飛で、ソフトの評価値+1170で先手優勢。
この手順は、△1九角成から△5五香は少し無理なのですが、△5五香に▲1六飛が馬取りになるのが見えていませんでした。
このあたりも手があまり見えていなかった感じです。
▲3八飛に△5七角成なら▲同飛△1九角成▲3三飛成で、ソフトの評価値+609で先手有利。
この手順は、先手の飛車が敵陣に成れるのが大きいです。
敵陣だけでなく飛車を打つ場所を探すのが参考になった1局でした。