上図は、先後逆で角換わりからの進展で△2七歩と打った手に▲1八飛と逃げた局面。ソフトの評価値-113で互角。
この展開は、先手は2筋の歩を交換して▲2四同飛とでた瞬間に△1五角と打って、以下▲2八飛△2七歩▲1八飛と進んで、後手は気持ちがいい手順ではあります。
しかし評価値は互角なのがやや意外でした。
一時的に先手の飛車が働かない形になったので、少し後手が指しやすいと思っていましたが、ここからの指し手が難しかったです。
本譜は、△7六歩▲8八銀△4三金右▲1六歩で、ソフトの評価値-108で互角。

この手順は、△7六歩に▲8八銀と壁銀にさせて△4三金右で十分かと思っていたのですが、▲1六歩と突かれると後手は角の働きが悪くなるので後手は思ったほどの展開ではないようです。
このあたりは、少し形勢を過大評価していたようです。
△7六歩では△4五銀がありました。
△4五銀▲同銀△8六歩▲同歩△同銀で、ソフトの評価値-366で後手有利。

この手順は、△4五銀と後手から銀と桂馬を交換する手で以下△8六歩から捌いてくる手です。
後手は早い流れにして先手の飛車を働かせない展開です。
△8六同銀に▲同銀なら△同飛▲8七歩△4六飛で、ソフトの評価値-494で後手有利。
この手順は、後手は銀交換から△4六飛と回る手で後手も怖い形ではありますが、後手に主導権がありそうな手の流れです。
△8六同銀に▲8三歩なら△同飛▲6一角△7七銀不成▲同玉△8九飛成▲5二角成△8六銀で、ソフトの評価値-1237で後手優勢。
この手順は、▲8三歩から▲6一角は歩の叩きで後手の飛車の位置を変える手筋ですが、この場合は△7七銀不成から飛車を成りこんで後手が指せるようです。
どちらの手順も先手の飛車を働かせない展開です。
先手の飛車を働かせない手順が参考になった1局でした。