上図は、居飛車対振り飛車の対抗形からの進展で△6四桂と打った局面。ソフトの評価値+428で先手有利。
△6四桂は次に△7六桂が狙いの味がいい手で、対局中は少し先手が苦しいのかと思っていました。
しかし評価値は先手有利だったのが意外です。
ここで後手の8四の角にプレッシャーをかけた方がいいかと思い▲8六香と打ったのですが、これが悪かったようです。
本譜は、▲8六香△4四角▲4二龍△8八角成▲同金△5七角成▲同金△7六桂で、ソフトの評価値-619で後手有利。

この▲8六香は打って損がない手かと思っていたのですが、△4四角から2枚の角を切って△7六桂と跳ねた局面では、穴熊の守りが薄くすでに先手が勝ちづらい感じです。
桂馬が入れば8六に香がいなければ▲8六桂のような手もあるのですが、この展開にはなりません。
この形は後手の7四の銀が攻防に効いており、上部が手厚くなっています。
やはり△7六桂と跳ねる展開にさせたのはまずかったようです。
▲8六香では▲7七香がありました。ソフトの評価値+353で先手有利。

この手順の▲7七香は△7六桂を防ぐ手ですが、ややスピード感がない手なので全く考えていませんでした。
▲7七香では▲7五香を考えており、△同銀▲同歩△7六香で先手の受け方が分からいないのでやめました。
先手は攻め合いでなく、やや受けに回って相手に攻めさせてから反撃する方がよかったようです。
後手は7一に歩がいるため、7筋に細かい攻めはできません。
▲7七香以下△8五桂▲7五銀△同銀▲同歩△7七桂成▲同銀△7六香▲8五銀△7七香成▲同金右で、ソフトの評価値+454で先手有利。
この手順は、後手は香車を取ってから香車で攻める展開ですが、▲8五銀と上部を手厚くするのが先手もいい手のようで、▲8四銀の角取りと▲7四桂の王手を含みにいい勝負のようです。
△6四桂には△7六桂と跳ねさせない形にして、桂馬を負担にさせる指し方をすべきだったようです。
△7六桂と跳ねさせないようにするのが参考になった1局でした。