上図は、先後逆で横歩取り青野流からの進展で▲8七金と上がった変化手順。ソフトの評価値-563で後手有利。
実戦では▲8七金では▲6八銀としたので変化手順です。
▲8七金は飛車取りで、ここで飛車が逃げるか強く踏み込むかのどちらかですが、短い時間だと少し迷います。
ぱっと見は強く踏み込む形ですが、先手からも▲8一飛成とする手が見えているので後手としては少し怖いところです。
▲8七金には△7七角成がありました。
△7七角成▲7六金△同馬で、ソフトの評価値-521で後手有利。

この手順は、△7七角成と角で桂馬を取る手で、▲7六金に△同馬とする展開です。
なお△7七角成で△7七飛成だと▲同金△同角成▲8一飛成で、ソフトの評価値-99で互角。
この手順は、△7七同角成の瞬間が少し甘く▲8一飛成まで進むと7七の馬の位置が5八の玉には少し響いていないようです。
ただし、△7七角成で△7四飛はあったようで以下▲8一飛成なら△7七角成▲同金△同飛成でソフトの評価値+15で互角ですが、これは△6六桂▲同歩△5七桂成ような手があり後手が指せると思います。
戻って△7七角成▲7六金△同馬の手順から▲8一飛成が気になります。
▲8一飛成△6六桂▲4八玉△6七馬▲5九飛△3七歩で、ソフトの評価値-1115で後手優勢。

この手順は、7六に馬がいるので△6六桂が厳しいです。
後手の持ち駒は少ないので、△6六桂から△6七馬と迫っても先手玉に寄せがあるかが気になります。
▲5九飛とやむを得ず自陣飛車を打ちますがそこで△3七歩が厳しいです。
後手の攻め駒は、馬と桂馬2枚と3七の歩と2六の歩と持ち駒の金ですが、先手玉の急所に迫っているようです。
△3七歩以下▲同桂△4九馬▲同銀△2七歩成で、ソフトの評価値-3556で後手勝勢。
この手順は、△4九馬と馬を切る手が決め手で、守りの金を取る形になれば先手玉の寄せが見えてきます。
△2七歩成が詰めろなので以下は寄り形です。
先手玉に馬と桂馬で厳しく迫るのが参考になった1局でした。