上図は、先後逆で居飛車対振り飛車の対抗形からの進展で▲4八同飛と成銀を取った局面。ソフトの評価値-1082で後手優勢。
駒割りは、後手は金と桂馬の交換で駒得なのと玉が固いので対局中は少し後手が指せていると思っていましたが、先手から次に▲7三歩成があるので後手はどのように対応するかという局面です。
本譜は△7四銀▲7三角△8一飛▲6四角成△6三銀▲4六馬で、ソフトの評価値-962で後手優勢。

この手順は、△7四銀として少しでも歩を補充した方がいいと思い指しましたが、▲7三角から▲6四角成として先手は馬を作って粘る展開です。
一時的に△7四銀とそっぽに銀がいくのが気になりましたが、思ったほどは悪くなかったようです。
ただし先手も▲4六馬と馬を自陣に引いて粘れる形なので、馬を作らせたのはどうだったかと感じもします。
▲4六馬には△4五歩や△4一飛もあって後手が指せそうですが、別の指し方も気になります。
△7四銀では△5四銀がありました。
△5四銀▲7三歩成△8一飛▲4四桂△4二金右▲3二桂成△同金で、ソフトの評価値-1040で後手優勢。

この手順は、△5四銀と遊んでいる銀を中央に活用する手です。
先手は▲7三歩成としますが、後手玉は2二にいるのでと金の活用までは手数がかかります。
△8一飛に▲4四桂と金の両取りに打たれますが、手順に△3二同金と5二の金を活用する展開です。
この手順は先手に馬を作らせないので、まだ先手陣が手薄です。
また6三の銀が5四に移動して後手は中央が手厚い形になったのも大きいです。
駒の損得はありませんが、駒の働きで後手が指せているようで、4六に攻めの拠点の歩がいるのも大きく▲4六飛には△5五角があります。
と金を作らせるが銀を中央に活用するのが参考になった1局でした。