上図は、先後逆で角換わりからの進展で▲7九玉とした局面。ソフトの評価値-126で互角。
この局面の前に早い段階で先手から▲2二角成と角交換をしたので、実質的には後手が先手みたいな局面です。
先手は9筋を突かずに▲7九玉とした手に後手はどのように指すかが難しいです。
本譜は△4四歩▲4五歩△同歩▲同銀で、ソフトの評価値±0で互角。

この手順の△4四歩は▲3五歩△同歩▲4五桂のような手を消した意味ですが、4筋に争点ができたので▲4五歩△同歩▲同銀という展開になりました。
対局時はこの筋はあまり考えてなかったので、ここからの対応があまりよくなかったかもしれません。
▲4五同銀以下△同銀▲同桂△4四銀▲6三銀△6一金で、ソフトの評価値+190で互角。
この手順は、銀の交換から▲6三銀が狙いで△同金なら▲7二角があるので△6一金と引く展開です。
互角とはいえ先手からの手が広いので、やや受け身の後手は神経を使います。
なお▲4五同銀に△同銀でなく△5二玉として▲6三銀と打たせないようにする指し方があったようです。
また最初の局面では△4四歩で△9五歩がありました。
△9五歩▲6八玉△3一玉▲4五歩△4二玉▲4六角△6三銀で、ソフトの評価値-159で互角。

この手順は△9五歩と9筋の位を取る手で、本来は先手は▲7九玉としたら▲8八玉としたいところですが、△9五歩とされており玉が狭いので▲6八玉とします。
後手は△3一玉としたときに▲4五歩と先手は4筋の位を取ります。
▲4五歩に△2二玉とする手は、▲4六角と打たれたときに後手の2二玉へのあたりがきつそうなので、また△4二玉とします。
以下▲4六角に△6三銀と引いて後手はゆっくりと指す方針です。
このあたりは相手の駒組みによって玉の位置を決めるという感じで、なかなか難しいです。
相手の駒組みで玉の位置を決めるのが参考になった1局でした。