上図は、先後逆で居飛車対振り飛車の対抗形からの進展で▲6五歩と突いた局面。ソフトの評価値-154で互角。
ここは後手も手が広い局面だったようで、色々な手があったようです。
以前▲6五歩に実戦の△8四飛を書きました。https://shogiamateur.com/?p=42434&preview=true
今回は▲6五歩に自分が全く考えてなかった展開です。
▲6五歩以下△6五同歩▲同銀△6四歩で、ソフトの評価値-140で互角。

この手順は△6五同歩▲同銀に△6四歩と受ける手で、このような展開は居飛車にとって最悪なのかと思っていました。
△6四歩に▲7四歩に△同歩▲同銀△同銀▲同飛のような感じです。ソフトの評価値+352で先手有利。
この手順は銀交換して▲7四同飛とする展開で、△7三歩なら▲6四飛、△7三銀なら▲7六飛でどちらも先手が指しやすいです。
こうなれば確かに先手がいいですが、▲7四歩には△6五歩があったようです。
△6四歩以下▲7四歩△6五歩▲7三歩成△同桂▲同飛成△7二飛▲7四歩△6六歩で、ソフトの評価値-356で後手有利。

この手順は▲7四歩に△6五歩と銀を取る手が盲点で、▲7三歩成とと金ができると後手が失敗かと思いがちですが、△同桂▲同飛成に△7二飛が狙いの1手のようです。
自分もこの指し方は今まで考えたことがなかったです。
と金ができた時点で後手失敗ということで、それ以上先を考えていないということです。
△7二飛に先手は▲7四歩として、△7三飛なら▲同歩成とできますが▲7四歩には△6六歩が少し気がつきにくい手です。
自分ならつい角交換の筋から考えるのですが、じっと歩を伸ばして力をためるというのがなかなかできません。
△6六歩に▲6四歩なら△7三飛▲同歩成△6四銀で、ソフトの評価値-637で後手有利。
この手順は▲6四歩と銀取りに打ちたくなりますが、△7三飛があり▲同歩成に△6四銀と歩を取って後手が少し指せているようです。
△6六歩に▲7二龍なら△同銀▲6四桂△4二金寄▲7二桂成△7六歩▲8八角△7八飛▲7九銀△8八飛成▲同銀△6七歩成で、ソフトの評価値-878で後手優勢。
この手順は飛車交換をしてから▲6四桂と両取りに打つ手ですが、△4二金寄と銀を見捨てるのが盲点です。
先手は▲7二桂成と銀を取って駒割りは先手の桂得になりますが、△7六歩が意外と厳しく▲8八角に△7八飛が強い手です。
▲7九銀と打たれると飛車が取られる形ですが、△8八飛成と飛車と角の交換をしてから△6七歩成が後手の角の利きを活かした手です。
以下▲同金△8八角成のような感じです。
△6七歩成は数手前に△6六歩と伸ばした効果で、直接的には意味が分かりにくいという手でも数手先には効果が出ているというのがなかなか難しいです。
このような手を短い時間で指せるようになればまた強くなれると思いますが、このように力をためる手というのがなかなか指せないのも課題の1つです。
飛車を成らせてもそれなりに指せるのが参考になった1局でした。