上図は、居飛車対振り飛車の対抗形からの進展で△6五歩と突いた局面。ソフトの評価値+27で互角。
実戦はここから▲3七桂と跳ねました。https://shogiamateur.com/?p=42673&preview=true
ただし、この形は後手の角道が先手玉に通っているので先手としては神経を使います。
ここでは△6五歩に▲7七桂という手もあったようです。
△6五歩以下▲7七桂△6六歩▲同銀△6五歩▲5七銀△8五桂で、ソフトの評価値+128で互角。

この手順は▲7七桂と跳ねて後手の角道を止める手ですが、将来桂馬の交換になったときにまた後手にその桂馬を攻めに使われるのであまりいい手ではないと思っていました。
△8五桂に対して先手から▲8五桂と取れる形ではないので、後手に△7七桂成と取ってもらう形になります。
△7七桂成に先手はどのような形で取ればいい形になるかが大事なようです。
△8五桂以下▲2四歩△同歩▲8六歩△7七桂成▲同角で、ソフトの評価値+204で互角。

この手順は2筋の歩を突き捨ててから▲8六歩と催促する手で、以下桂馬の交換に▲7七同角とします。
角交換になれば後手の角のラインによっての攻め筋がなくなり、先手としては▲2四飛と▲6四桂の2つの狙いがあります。
また、▲8六歩と突いたことで、将来後手から△8五桂と打たれることが無くなったのも大きいです。
後手としては6筋に位を取っているので、駒を取って6六から打ち込むという展開にしたいです。
▲7七同角以下△4三金▲3七桂△6六桂▲6八金寄△3五歩▲2六飛△3四金▲5五桂△3六歩▲同飛△3五歩▲1六飛△2五歩▲6四歩△1四歩で、ソフトの評価値+292で互角。
この手順は角交換をせずに△4三金と上がる手で、▲6四桂の両取りを受けつつ2筋と3筋を強化する手で少し浮かびづらいです。
先手は▲3七桂と遊んでいる桂馬の活用に△6六桂と角交換を拒否して、以下△3五歩と桂頭を狙うのが後手の力強い指し方です。
先手も▲2六飛と対抗した手に、後手は1筋~3筋の歩を伸ばして先手の飛車と桂馬のプレッシャーをかける形でいい勝負のようです。
▲7七同角以下△4三金▲6四歩△6六桂▲8七金△5二金▲5五桂△4四金▲3五歩△同歩▲6六銀△同歩▲同金で、ソフトの評価値+224で互角。
この手順は△4三金に▲3七桂を保留して▲6四歩と垂らす手で、将来▲5五桂を狙っています。
後手は△6六桂と角交換を拒否してきましたが、▲8七金が興味深いです。
形でいえば▲6八金寄が自然ですが、上部がやや手薄ということで▲8七金と上がれば先手の角頭も補強されているという感覚のようです。
以下後手も△5二金とお互いに形の良さより、力強さを意識した指し手のようです。
△6六桂をして大駒を交換しないような展開は、小駒のじっくりした動きの展開になりやすいようです。
▲7七桂と跳ねて角筋を受けるのが参考になった1局でした。