横歩取り△8四飛型の指し方

上図は、先後逆で後手横歩取り△8四飛型からの進展で▲2六飛とした局面。ソフトの評価値+196で互角、

後手が△8五歩と打ったので8六の飛車を▲2六飛と2筋に戻した展開です。

対局中は次の▲7四歩がうるさいと思って少し忙しい局面だと思っていました。

▲7四歩に△同歩は後手の飛車の利きが止まって▲2四歩のような手が生じます。

また▲7四歩に△同飛としても▲8二角や▲8三角のような手に対抗する手段を考えないといけません。

そのような意味で次の手はかなり重要だと思っていました。

実戦は△5四飛▲7六角△3五角で、ソフトの評価値-54で互角。

この手順の△5四飛ですが、この戦型ではよく出る手で先手の玉頭を狙っています。

先手の飛車が2六にいるので△3五角と打って飛車取りと5七に大駒が成る筋です。

狙いは単純ですが先手も受け方が限られており神経を使います。

本譜は△3五角に▲5四角△2六角となって次に△2八歩のような狙いがあるので少し面白くなったかと思いました。

飛車交換になると、じっくりした展開から局面がほぐれて流れが変わりやすくなるので互角の範囲でもまずまずです。

対局中は▲7六角で▲4八金を気にしていたのですが、△2五歩でソフトの評価値+132で互角。

この手順の△2五歩は後手は歩切れになるので決断のいる手です、

先手の飛車は引くか横にいくかのどちらかですが、▲2八飛とするのは△3九角の筋があり、▲2七飛△4五桂▲6八金△5七桂成▲同金左△同飛成▲同玉△2六金でソフトの評価値-251で互角。

この手順は後手は5七の地点に殺到する筋で少し無理っぽく見えますが、先手玉が薄いのと△2六金で飛車が取れる形なので後手はまずまずです。

よって△2五歩に先手は▲7六飛と横に飛車を使いますが△2八角と打って1九の香車を拾いにいく感じです。

なおソフトは△5四飛に▲6八金を推奨しており、△3九角と打たせない方針のようでこの手は8八の銀が離れ駒になりますが興味深いです。

なお△5四飛はソフトの候補手にも上がっていなかったのが不思議でした。

おそらくその理由は、以下▲6八金として△3九角と打たせない形にすれば後手の継続の手が難しいからだと思います。

なおソフトは△5四飛では△2四銀を推奨していました。ソフトの評価値+252で互角。

この手順の△2四銀は浮き飛車の2六の飛車にプレッシャーをかける手です。

△2四銀に▲4八金なら△2五銀▲5六飛△2八角のような感じです。

▲4八金△2五銀に▲2八飛と引くのは、将来△3九角の筋が残るので指しにくいです。

よって△2四銀には▲2八飛と引きます。

△2四銀▲2八飛△2三歩▲9五歩で、ソフトの評価値-255で互角、

この手順の▲2八飛は少し弱気な手のようにも見えますが、大駒と遠くから活用する方が狙われにくくリスクが少ないです。

後手も△2四の銀が浮いた状態だと戦いにしづらいので△2三歩と受けます。

以下▲9五歩と端から動いてこれからの将棋のようです。

改めて見るとこの戦型は手が広くて、まだ自分の知らない指し方がたくさんあるようです。

横歩取り△8四飛型の指し方が参考になった1局でした。