ぎりぎりの受けで際どく残す


上図は、相掛かりからの進展で△6八角と打った局面。ソフトの評価値-186で互角。

実戦は▲4七玉だったのですが、△6六飛以下変化手順では後手が勝勢に近いです。

https://shogiamateur.com/?p=53866&preview=true

よって▲4七玉では▲6八同玉がありましたが、それについて調べます。

▲6八同玉△6六飛▲5九玉△5七銀で、ソフトの評価値-44で互角。

この手順は▲6八同玉としますが、△6六飛で手順に銀を取られて王手になります。

以下▲5九玉と逃げるのですが、そこで△5七銀がうるさい攻めです。

△5七銀で△5八歩のような手も見えますが、▲4九玉△6九飛成▲3八玉△2九龍▲同玉△2七銀▲2八歩△8九飛▲3九銀で、ソフトの評価値+1604で先手優勢。

この手順は△5八歩と何気に歩を打ちたくなりますが、▲4九玉~▲3八玉とすると意外と先手玉はつかまりません。

△5七銀は△6八飛成以下の詰めろで、後手玉に即詰みはありませんので先手は受けるしかありません。

△5七銀に▲6九歩は△同飛成▲同玉△6八銀打▲7八玉△8七桂成▲同玉△7七歩成▲9八玉△8七金▲8九玉△8八金まで詰みです。

よって▲5七同金とするしかありません。

△5七銀以下▲同金△6八銀▲4八玉△5七銀成▲3八玉△6八飛成▲2七玉で、ソフトの評価値-267で互角。

この手順は△6八銀~△5七銀成とする手ですが、そこで▲3八玉と▲5七同玉の2つの手が有力です。

この手順の▲3八玉で▲5七同玉なら△6七飛成▲4八玉△4七金▲3九玉△6九龍▲4九角△3七金で、ソフトの評価値-1310で後手優勢。

この手順は▲5七同玉で際どく受ける手ですが、△6七飛成~△4七金と上部を抑えます。

その後の△6九龍が何気にうまい手で、合駒請求で▲4九角と使わせてから△3七金とした手が△4七桂の詰めろを狙います。

なお△6九龍と合駒請求をするのでなく△3七金とするのは、▲5三角があり△2二玉なら▲3一角打以下手数はかかりますが、後手玉は即詰みのようです。

▲5三角に△4二桂と打てば後手玉に即詰みはありませんが、△4七桂以下の先手玉の即詰みもなくなりますので▲4一角と詰めろをかけるくらいで先手勝勢のようです。

よって△5七銀成には▲3八玉と逃げますが、△6八飛成に▲2七玉と逃げてどうかという展開です。

▲2七玉以下△4七成銀▲5三角△2二玉▲2五桂で、ソフトの評価値-267で互角。

この手順の△4七成銀は△3八龍▲1七玉△3七龍以下の詰めろですが、▲5三角と利かせてから▲2五桂が鋭いです。

▲2五桂は桂馬を取られないようにして活用する手ですが、今度は△3八龍▲1七玉のときに△3七龍としても▲2七歩で先手玉は詰みません。

また▲2五桂は▲3一角打からの詰めろになっており、▲2五桂に△2九龍なら▲3一角打△同金▲同角成△同玉▲4二銀△2二玉▲3三銀成△同桂▲3一銀△同玉▲4二と△2一玉▲3二金△1二玉▲1三銀まで詰みです。

これらの手順を見るとやはり終盤力は大事だと痛感されます。

これくらいの切れ味がないと強い人相手ではなかなか勝負にならないようです。

少しでも手が見えるようになって勝負できるようになりたいです。

ぎりぎりの受けで際どく残すのが参考になった1局でした。