上図は、横歩取り青野流からの進展で後手が△7六飛とした局面。
部分的な形は▲7七角ですが、△同角成▲同桂△5五角の対応が結構むずかしいと思って別の進行を選びました。
本譜は以下、▲8四飛△8二歩▲3七桂で、ソフトの評価値+9で互角。

△7六飛はほっとけば△8八角成があるので、先手は▲8四飛と回りました。
▲8一飛成を受ける△8二歩に対して、▲3七桂と跳ねたのですが、この手がどうだったかという感じです。
後手が△5二玉の形なので先手の桂馬が、中央を目指して跳ぶのは理想ではあるのですが、この場合後手が△3六飛から先手の▲3七桂の頭を狙う展開になると、先手が忙しくなります。
またいやな筋として角交換してから△5五角で、▲7七の地点と▲3七の地点を睨まれるのが受ける側として神経を使います。
▲3七桂では▲2八銀があったようです。ソフトの評価値+108で互角。

▲2八銀は角交換してからの△5五角を先に受けているのと、いつでも△2七歩成があるので、▲同銀と取れる選択も増やしたというのもあります。
以下△3六飛▲3七銀△3五飛▲2八歩で、ソフトの評価値+110で互角。
手順の最後の▲2八歩は2段目に歩を打つ重い筋ですが、後手から△2七歩成や△2七角を防いだ手です。
先手の持ち駒が歩が3枚あるので、1枚使っても2枚残るのでいいという意味と、後手も△8二歩と打っているのでお互い様という感じです。
先手の後の方針は、▲6八銀から▲8六飛で、角交換して▲7七桂から▲2六飛という感じです。
早めに桂馬を跳ぶのを控えて、▲2八銀とするのが参考になった1局でした。