上図は相掛かりから先手が▲3五歩と突いた手に△3三角が△2四角と上がった局面。ソフトの評価値-234で互角。
少し先手の模様が悪いかと思っての▲3五歩と突いたのですが、後手の受け方が分からず、△2四角が見えてなくていい手を指されたと思っていました。
本譜は以下▲2六飛△4五歩で、ソフトの評価値-332で後手有利。
▲3四歩と取りこむと△3六歩と打たれるので、本譜は▲2六飛と浮いたのですが、ここで△4五歩が全く見えていませんでした。
▲4五同銀なら△3五歩、▲4五同桂なら△4四歩でどちらも後手が駒得をする展開となり後手有利です。
駒損を避けるなら△4五歩には▲5七銀と辛抱するのでしょうが、△3五角で後手有利です。
ここからはどのような展開になっても先手が悪すぎです。
▲2六飛では▲2五歩と打って辛抱すべきでした。ソフトの評価値-211で互角。
▲2五歩は少しは見えていたのですが、歩を交換した筋にまた歩を打つのはあまり良くないのかなと思って打てなかったです。
▲2五歩に△4二角▲7九角△3五歩▲2六飛で、ソフトの評価値-121で互角。
変化手順の▲7九角も見えてなくて、▲2五歩と▲7九角と▲2六飛で2筋から4筋の後手の受けに対抗するのが、なるほどの組み合わせでした。
これだったら、先手は駒損することなく指せそうです。
歩を交換した筋に歩を打つ手もあると分かった1局でした。